日本の支援によるペルー災害リスクマネージメントセミナー
日時:
2010年9月16(木) 9:00〜13:00
場所:
ペルー国会議事堂
講演者
Luis Gonzales Posada (議会防災特別委員長)
Sunichiro Megata (在ペルー日本大使)
Fumio Yamazaki (千葉大学教授)
Julio Kuroiwa (ペルー国立工科大学名誉教授)
Alberto Aquino(災害リスクマネージメント専門家)
Yasuji Sakaguchi (NHK)
Makoto Nakao (JICAペルー所長)
Cesar Zumaeta Flores(国会議長)
概要:
2010年9月16日,ペルー国会で防災セミナーが催されました.セミナ―はゴンザレス議員の挨拶で幕を開け,ペルーと日本の長年の協力関係、そして病院・学校など多くの施設が日本の援助によりたてられているとのお話しがありました。また今年2月チリで起こった地震がペルーで起こると甚大な被害が予測され、国家として政策を整備していく必要があるとのことでした。
次に目賀田在ペルー日本大使から、日本の地震・津波の防災の取り組みに関しペルーでセミナーを催せる事が日本にとって重要であり、JICAを通じたペルーとの交流が我が国にとっても有益であるとのお話しがありました。
その後、山崎教授から日本の地震防災技術に関する講演があり、次にクロイワ教授からペルーの地震ハザードに関する講演がありました。つづいてアキノ氏から地域開発に関するリスクマネージメントの講演、
坂口氏からNHKのデジタル放送及び緊急避難速報の講演、そして中尾氏からJICAのペルーにおける防災に関する取り組みの講演がありました。
最後にスマエタ国会議長から閉会の挨拶があり,地震・津波リスクを減らすことはペルーにとって国家の軸となる議題であり、政府予算を投じそのシステムを立ち上げなければならないとのお話しがありました。
会議は予定通り4時間で終わり、その後関係者を交えピスコサワーを飲みながら意見の交換が行われました。
また,このセミナーの模様はペルーの新聞や在ペルー日本大使館ホームページでも報告されております.
プログラム:
セミナー風景:
写真1. 左からクロイワ教授,目賀田大使,ジャンピエトリ副大統領,ゴンザレス議員,フローレス議員,フロリアン議員 | 写真2. 左からフロリアン議員,山崎教授,坂口氏,中尾氏 |
写真3. 左からゴンザレス議員秘書,アキノ氏,クロイワ教授,目賀田大使,ジャンピエトリ副大統領 | 写真4. ゴンザレス議員の歓迎の辞 |
写真5. 目賀田大使の開会の辞 | 写真6. 山崎教授の講演 |
写真7. クロイワ教授の講演 | 写真8. アキノ氏の講演 |
写真9. 坂口氏の講演 | 写真10. 中尾氏の講演 |
写真11. 質疑応答風景 | 写真12. 質疑応答風景 |
写真13. スマエタ議長の閉会の辞 | 写真14. 集合写真 |