平成21年度地球規模課題対応国際科学技術協力事業

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Cesar Fajardoさん、Luis Moyaさんにインタビュー

建築研究所に短期研修員として来られているCesar Fajardoさん、Luis Moyaさんに帰国されるにあたりインタビューを行いました.

質問1.まず自己紹介をお願いします.
ペルーから来たCesar Fajardo、、Luis Moyaです。SATREPSペループロジェクトの支援のもと,現在建築研究所で建物耐震診断・補強について研修しています. ペルーでは病院,学校,劇場などの建物診断や,材料実験・鉄筋補強の数値解析をしていました.

質問2.ペルーではどういう仕事をされていましたか?
UNIの学生でした.Post-Graduateとして,構造工学を専門に勉強していました.またCISMIDの地震工学部門でリサーチアシスタントをしていました.

質問3.建築研究所ではのようなことを勉強されましたか?
建築研究所では,振動評価や鉄筋コンクリートの補修について講義をとりました.また組石造を用いた構造実験は,地震時の挙動を理解する上で大変興味深かったです。 また地震・津波被害減災に関する会議に幾つか出席したことが,印象に残っています。

質問4.東北での国際シンポジウムに参加されましたが,どうでしたか?
シンポジウムは非常に興味深かったです。多くの国が地震・津波被害に関し同じような問題に直面していることがわかりました。 インドネシア、フィリピン、チリ、ペルー、そして日本。地震・津波がこれほど広範囲に巨大被害をもたらすことに,驚きました。 シンポジウムで各国の経験を共有したことは,今後の防災・減災に関し重要なことだと思います。 ただ緊急津波速報は,避難目的の為にのみ機能することがわかりました。バスでの被災地見学では、津波や流された瓦礫により広範囲の沿岸部で住宅地が壊滅していました。

質問5.ペルーに帰国したら,何をしますか?
ペルーでの地震工学発展でいえば,CISMIDはこれらの科学技術がどのように使われているかを学び,ペルー個別の問題に適応さす必要があります。 このような視点から,今後地震・津波減災をテーマに研究者を育てていきたいと思います。

質問6.日本で特に気に入った所はありますか?
筑波、秋田、京都、横浜、東京、名古屋。いろんな都市に行きましたが、すべて魅力的でした。強いて言うなら、東京には古い寺院や近代的アミューズメント施設が混在し、興味深かったです。

質問7.ペルーの人たちに,日本について伝えたいことはありますか?
今回の経験についてペルーの友人には、いくら情熱があっても足りないものだったと言います。建築研究所での講義や、諸外国での自然災害問題を学んだことは、大変貴重でした。 また新しい習慣、違った分野で多くの友達ができました。

質問8.最後に一言お願いします。
まずJICAにこのような機会を提供していただいて、感謝申し上げます。またいつも親切に接してくださった建築研究所の方々にお礼を申し上げます。 このようなの経験は非常に貴重ですので,今後も地震津波災害など各国で抱える問題を、継続的に国を超えて共有できるプログラムがあればと思います。

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開会挨拶 Pulido氏
写真1. 建築研究所での研修風景 写真2. 建築研究所での研修風景
Jimenez氏 八木先生
写真3. 京都大学の研究所訪問 写真4. 京都大学の研究所訪問
Jimenez氏 八木先生
写真5. 仙台津波被害視察 写真6. 秋田大学コンクリート構造物

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