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土木学会

2013年 第5回シンポジウム

第5回「相互連関を考慮したライフライン減災対策に関するシンポジウム」

シンポジウム開催の趣旨:
  ライフライン地震被害の減災対策に関しては大学研究者やライフライン事業者等を中心に豊富な研究実績があり, これらに基づいた有用な技術が実務において多数展開されています. しかし,近年の地震や大規模停電を伴う事故や豪雨災害などの際には,ライフライン被害の影響波及の甚大さやライフライン間の 被害の複雑な相互依存性等の新たな問題点が浮かび上がってきています. さらに,2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震では,ライフライン施設に多大な被害が生じるなど, 自然災害時の都市機能防御戦略のあり方を模索することは急務であると考えられます.

  このような背景を踏まえ,近年のライフライン地震防災の最新の研究動向や実務の先進的な取り組み事例並びに実態等を, ライフライン地震工学に関わる研究者・技術者,事業者および自治体職員等の間で広く情報共有をはかることを目的として, 標記第4回シンポジムを開催することといたしました. 今回は,東北地方太平洋沖地震におけるライフライン被害状況の報告に関する特別セッションも設ける予定です. また,開催地を神戸に移し,阪神・淡路大震災の教訓や南海トラフ沿いの地震への対応策なども含めて,幅広く活発な議論ができることを期待しております. みなさまふるってご応募下さいますよう,ご案内申し上げます.

開催のご案内と参加申込について(PDF)

第4回シンポジウム(2012年12月開催)はこちら

シンポジウム概要

1.主催: 土木学会
  担当:地震工学委員会
  ライフラインの地震時相互連関を考慮した都市機能防護戦略に関する研究小委員会
  (委員長:能島暢呂・岐阜大学教授)

2.開催日時: 2013年12月6日(金) 10:00〜18:00(予定)

3.開催場所: 土木学会講堂(〒160-0004東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)

4.参加費: 6,000円(シンポジウム論文集1部購入につき)

5.問合せ先: 土木学会事務局 研究事業課 ライフラインシンポ担当 TEL:03-3355-3559

6.プログラム:(各発表において,発表10分,質疑応答5分)    PDF(2013.11.25版)

10:25 -     開会の挨拶    能島暢呂委員長
10:30 - 12:15    セッション 1     座長:永田茂
石川尚樹 橋梁の津波被害推計に関わる抗力ベースの指標の構築
熊田光伸 3次元動的解析による斜橋に添架された通信管路被害の分析
岩瀬早綾 東京都地域危険度調査データに基づく建物倒壊危険量の回帰分析
中澤良太 道路網データに基づく下水道延長の推定の試み
星野愛子 近年の地震被害を考慮した上水道管路の被害予測式の改良に関する研究
仲埜豊和 浄水場における地震被害予測の実施事例
猪股渉 超高密度地震観測情報に基づく低圧ガス導管の被害推定手法の評価
13:30 - 14:15    基調講演    座長:能島暢呂
山崎文雄 ライフラインの地震被害想定の課題
14:20 - 15:35    セッション 2     座長:片岡 正次郎
渡邉一樹 コンビナート地帯の長周期地震動対策に関する基礎研究
蔡媛宇 Assessment on Seismic Performance of Water Supply System Considering Flow Analysis
佐藤圭介 福島県いわき市における上水道・下水道管路の地震被害の空間的相関
加藤蒼二 液状化による管路被害集中地域の噴砂と被害位置との空間的関係
佐々木優美 東京湾北部地震がもたらす首都圏の鉄道への影響予測
15:45 - 17:00    セッション 3     座長:上半文昭
榊想太郎 自動車による津波避難実験に向けた予備実験の実施
上原康平 曝露交通量を用いた道路ネットワークの脆弱性評価に向けた検討
野中俊宏 地中埋設鋼管を有する軟弱砂質地盤上の小型鋼構造物の地震時安定性評価
田中羽純 東北地方太平洋沖地震における津波曝露人口と被害状況との相関性
能島 暢呂 供給系ライフラインの地震時機能評価モデルの改良と再検証
17:00 -     閉会の挨拶    庄司学副委員長

7.参加方法:

  1. 参加費:6,000円(シンポジウム講演集込)
  2. 申込方法:土木学会ホームページ 本部主催行事の参加申込より申込ください.
  3. 申込期限:2013年11月20日(水)当日会場へ直接お越しください.

8.論文投稿方法:締め切りました.

  1. 論文書式・作成要領:土木学会論文集の作成要領
  2. ページ数:4ページ以上
  3. 投稿料:無料
  4. 投稿期限:11月1日(金)
  5. 投稿先:千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻・丸山喜久准教授宛
    (ymaruyam@tu.chiba-u.ac.jp)