設立趣旨
小委員会名
ライフラインの地震時相互連関を考慮した都市機能防護戦略に関する研究小委員会
目的
ライフライン地震被害の減災対策に関しては大学研究者やライフライン事業者等を中心に豊富な研究実績があり,
それらにもとづいた有用な技術が実務において多数展開されている.
しかし,近年の地震や大規模停電を伴う事故や豪雨災害などの際には,
ライフライン被害の影響波及の甚大さやライフライン間の被害の複雑な相互依存性等の新たな問題点が浮かび上がってきている.
本小委員会は,「相互連関を考慮したライフライン減災対策に関する研究小委員会」における一連の研究活動によって明らかとなった
ライフラインの相互連関性の全体像をふまえて,地震などの自然災害時の都市機能防御戦略のあり方を模索することを目的とする.
さらに,2009年度から開始した「相互連関を考慮したライフライン減災対策に関するシンポジウム」を継続的に実施し,
ライフライン施設の相互連関に関する最新の知見を広く発信することを目的とする.
実施内容
本小委員会では,ライフライン施設の相互連関性の影響がとくに強く現れるものと考えられる首都直下地震を主な検討対象として,以下の研究内容を実施する.
(1)首都直下地震時のライフライン地震被害の影響波及予測 (2)首都直下地震時の都市機能防御戦略の一提案 (3)最新の研究成果に関するシンポジウムの開催 (4)ライフライン地震時相互連関に関する入門書の作成
期間
2011年5月〜2014年3月(3年間)